映画・テレビ

永遠の0

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土曜の夜になりますが、公開された映画「永遠の0」を見てきました。

公開されたばかり、1回しか見てない、という訳で何やかんやと書けるわけではありません。

原作は読んでないのですがコミックは読んでいたので、上映中はどうしてもそれとダブっていました。

この映画にサブタイトルを付けるとしたら“ある愛のかたち”かな。

時代背景もそれを表現する手段ではないかと思います。

CGでリアルに表現しているだけに、飛行機が撃墜されるシーンは悼まられない気持ちになります。

これはどうかなと思うようなところが感じない訳ではありませんが、歴史的検証云々という映画ではないと思うので、愛を表現した映画だと思いました。

映画を見てから原作、もしくはコミックを読んだほうがグッとくるかもしれません。
 

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風立ちぬ

ようやくにして、引退を表明した宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」を見に行きました。

ファンタジー映画でもありますし、純愛映画でもありますし、歴史映画でもありますし、物事の二面性を描いた映画だと思いました。

人によって様々だと思います。

緻密な描写、正確な時代確証、アニメの領域を超えてます。表現方法がアニメというだけで、アニメ=子供向けと思ったら大間違い。デタラメなところが無い。宮崎駿監督の集大成、いや円熟した技術というか、表現というか、言葉が浮ばないのですが、更に進んだ領域を見せられた思いがしました。

「風立ちぬ」、何年かして再び見ると、また印象が変わると思います。過ごしてきた日々、遭遇した出来事、等々によって変わって来ますからね、自分自身の変化に気付かせてくれる映画だなと思うのです。

菜穂子とクラリスがダブつきました。

この映画をもって引退だなんて実にもったいない。発言を撤回してくれないかなぁ。

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聯合艦隊司令長官山本五十六

 今日は映画「聯合艦隊司令長官山本五十六」を見に行った。映画を見るのは久し振りで、過去記事を振り返っても最後に見てから2年以上は経っていると思う。映画に関しては「映画・テレビ」、「文化・芸術」、「日記・コラム・つぶやき」とカテゴリーがごちゃごちゃになってしまった。

 この様な時代物の映画を見る時は時代確証がきちんと行われているかどうかが1つのポイント。走っている車、建物、風俗、衣装などなど。これがデタラメだと醒めてしまう。見ていて気付いたのは小隊長の牧野少尉と部下が一緒に食事をしていたシーン。将校と下士官では食堂が異なるから少尉と下士官、もしくは兵の部下が一緒に食事をすることはないのでは。それにその頃の少尉といえば下士官から昇進した人だろうから年齢的にもっと上のはず。長年の下積みがあったはずなのでそれなりの顔つき、貫禄があるはずだと思いました。となると牧野少尉は若過ぎる。海軍兵学校出身だとしたらパイロットとして第1線に着く頃は階級的に中尉のはず。
 あと牧野少尉が格納庫でゼロ戦に乗っている人(山本長官)を見つけて、「誰だ。オレの飛行機に乗っているのは」のシーン。そこのシーンでの服装が飛行服姿、今でいうフライトジャケット姿であった事。飛行機に乗らないの時は脱いでいるのが普通ではないかと。択捉島単冠湾に集結中で艦内が寒かったというのであれば、何となくわかるけど。
 でもこの点を除けばしっかりと時代確証が出来ているなと思いました。年輩の方が見ればまだまだあるかもしれません。

 日独伊三国同盟に反対しても、日米の国力差ゆえに開戦に反対しても、命令が下れば従わなければならない当時の事。山本大将の苦悩が描かれると共に当時の日本人の、現在にも通じる姿が描かれていると思いました。国民は知りたがっていると称して世論を導こうとし、ガダルカナル島からの撤退を“転進”と表現する新聞社。独ソ不可侵条約に驚き、更にドイツが独ソ不可侵条約を破棄してソビエトに攻め込んだ事に驚くところ。将来の見通しが甘いところ。敗戦になって「アメリカ民主主義・・・」の変わり身の早さ。これらは現在にも通じるものだと思いました。映画で描かれていた新聞社は、多分アレだろうと想像しました。 

 ミッドウェイ海戦のシーンで牧野少尉の部下のゼロ戦が機銃の故障で戦えなくなり、泣いたような顔で牧野少尉に別れを告げて敵航空母艦に突入、自爆するシーンは胸に迫りました。鹿屋航空基地資料館、知覧特攻平和会館で読んだ「明日、敵艦隊ニ突入シマス」、「アトニ時間デコノ世カライナクナルト思ヘヌ程、心安ラカデアリマス」の特攻隊員の遺書を思い出しました。

 山本長官が前線視察の途中で襲撃されて戦死してから敗戦までがあっという間で、ばっさりカットされたように感じました。映画のタイトルから外れてしまうのかもしれませんが、描かれていればもっと厚みが出たのではないかと思います。

 ひめゆり平和祈念館で証言者の方が「私たちの頃は教えられた事をそのままに、疑う事を知らなかった。だから勉強しなさい、勉強しなさい」と言ってましたが、それは今でも通じる事だと思います。

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ターミネーター4

 映画「ターミネーター4」を見てきた。

 手に汗握る展開で、飲み干したドリンクカップを握りつぶしてしまった。ストーリーが全く新しくて、早くも“T5”が楽しみ。何年先になるかわからないけど、今から期待してしまう。

 ターミネーターといえばアーノルド・シュワルツェネッガーなのだけれど、今やカリフォルニア州知事。映画には出てこないだろうと思ってたけど、出てきた。CGなのだろうけど、擬声も健在で、長年のファンに対してのサービスなのだろうか。

 シリーズの中では少年時代のジョン・コナーを描いた“T2”が好き。溶鉱炉の中に入って親指を突き立てるシーンはグッときてしまった。このシリーズも長いなぁ。1作目が公開されてからなんと25年!次作は30年になったりして・・・。

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真夏のオリオン

 今日は映画「真夏のオリオン」を見に行った。

 館内に入るとそのー、あのー、えーっと、婉曲にいうと完全にではないけれど、ほとんど貸し切り状態だった。大画面をほとんど独り占め。平日のレイトショーの一つ前ではしょうがないのかもしれないけど。

 大戦中の日本潜水艦と米駆逐艦との戦闘を描いた戦争映画というよりも、大戦末期をバックにして潜水艦・駆逐艦を道具にした現代の人間ドラマ、という感じがした。具体的には書かないけど、あれはあり得ないだろうと思うようなシーンがあった。敵味方を超越した人間同士のドラマを描くのなら、映画といえども現実的なシーンのみで描くべきだと思った。

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おっぱいバレー

 受付カウンターで見たい映画を言うのだけど、もごもごするばかりで、上映表を指さして「これ」とやってしまった。なかなか過激なタイトルで、ボカして表現しようかなっと迷ったけど、映画の内容はいたってまじめ。あえてそのままのタイトルを使うことにした。

 この映画は、新米教師と思春期の男の子の成長を描いたものだと感じました。新米故に生徒を掴みきれず、あらぬ約束をさせられてしまった新米先生。その約束を実現させようと発奮する生徒。思春期だもん、そんな事に目くじらを立てるのはヤボというもの。笑い飛ばせるだけの度量が欲しいところだけど、教育的配慮故か、結果的に新米先生には厳しいものになってしまった。

 試合で第1セットは落としたのもも、先生の登場で第2セットはモノにした。だけど第3セットを落としてしまった。第2セットから第3セットの試合は「キャプテン」の墨谷二中と青葉学園のそれとダブった。試合に負けたので念願は叶わなかったのだけど、負けたからこそ先生の心のそれは見る事が出来たんじゃないかな。卒業して何年経っても同窓会などで集まれば必ず話題になるだろうし、いつまでも忘れることのない中学時代の思い出になることだと思う。また新米先生もこれを糧にして教師として成長できたと思うのだけど、厳しい現実を受け入れざるを得なかったのは残念に思えた。短い付き合いであっても、生徒にとっても当の先生にとっても忘れられない事のように思います。

 背景となった1979年は学校、特に中学校、高校が急速にカクカクシカジカ、カチカチコチコチになりつつあった頃ではなかろうか。ピークは80年代の終り頃で、その後次第にゆるくなっていったように感じているけど。この映画は69年では成り立たないだろうし、89年でも成り立たない。99年でもどうだろうか。09年ではそっけない?

 時代確証もしっかりとやっている映画で、登場する車は当時の物。新しくないし、古過ぎ無い。だからといって、普段はほとんど見る事の出来なくなった車が登場している。セリカ、サニー、セドリック、車名がわかるのはこのくらいだけど360ccの軽自動車も登場しているから、当時の車が好きな人にはたまらないかもしれない。コロッケ60円、銭湯170円。その頃はこの値段だったんだろうな。タイレル6輪とか冷蔵庫、電話ボックス、おもちゃ屋を覗いている子供達…。そんな観点から見ても興味の尽きない映画でした。ややセピアがかった映像(そう思えた)も、当時のフィルムで撮りましたよと演出しているのだろうか。

 この映画は実話をもとにして作られたそうだから、原作本を読めば先生や生徒の“その後”もチョット書いてあるかもしれない。帰りに本屋に立ち寄ってみたけど置いてなかった。

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