7月9日を迎えて その1
3年前の今日、7月9日は高校時代の先生宅を訪れた日でした。
その年の8月に同窓会があって、しかも全クラスが合同で行う大規模なもの。しかも当時の担任の先生も来られる。ところがうちのクラスだけ先生が来られないのでした。
病気で体調がすぐれないので来られないと知ったのです。
同窓会に参加するに当たっては随分と悩みました。というのも当時よく言われた言葉、三無主義とも五無主義とも地で行くような生徒だったからです。懐かしい話に花が咲くよりも、会話が続かず針の筵になる確率の方が高い。今更の感が強かったのです。幹事さん(他クラスの人だった)のプッシュでついに参加を表明。その際にそれを知ったのです。
透析している事、ガンで前年に胃を半分切除した事を知って驚いたのでした。
同窓会の開催をクラス幹事も連絡した。
もしかしたらこれが最後のチャンスかもしれない…。
そのような事も脳裏に浮かび、会いに行こうと思い立ったのでした。
前日に電話したものの私の事はあまり記憶に無い様子。言われてみればそのような生徒もいたような。
「覚えておられますでしょうか?」
「さぁ、○○さんはたくさんおられますし、どの○○さんだが…」
この時点では元生徒を名乗る得体の知れない人物(私の苗字はその地域では珍しくない)。
「急で申し訳ないのですが、明日お伺いしてもよろしいでしょうか」
「あ、いいですよ。何時頃来られますか」
と応諾して頂いたのも耳に新しい。
そして翌日、3年前の今日、かつての同級生を誘って先生宅にお伺いしたのでした。
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