小さいからこそ
昨日、友達一家が東京にやって来た。
そこで気になる事を聞いてみた。
「いつ沖縄に連れてってあげるの?」
「そのうち」が答えだった。
その後の飲み会の時、子供が小さい時に連れて行くべきだと発言してみた。
オレだったらなぁ、首に縄付けてヤローども連いて来いと引きずり回すのになぁ。
ところが意外な事に反応は冷淡とはまた意味が違うものだった。
子供時代の記憶は断片的なものでしかないから、それに費用も独身者が行くよりも何倍もかかる。
だからそんなに連れてっても…。
確かに記憶は断片的でしかない。何から何まで覚えていない。でも、それでもいいと思うんだよなぁ。あっちこっち連れて行って、いっぱい思い出を作る。何年経っても話題になるから。もちろん、決して費用も安くはない。むしろ、高い。でもそれは決して“死んだ金”ではないはず。5年後、10年後に生きてくるお金だと思う。
アルバムを開けばあの時の思い出が蘇ってくるはず。となれば決して高いとは言えない。
子供が小学校を卒業するまでにあっちこっち連れて行って、いろんな物を見せるのも親の務めだと思う。
今、40代でニートとか話題になるけど、子供時代にそのような経験に乏しいまま成長してしまったのも原因ではないかと思うのです。
それに小学校時代に体験した事は将来を決めなければならない時にとても役に立つと思うのです。飛行機に乗った事があればパイロットになりたいと思ったり、バイクに乗せてもらった事があればエンジニアになりたいと思ったりするんじゃないかと。
お年頃になったり中学生位になると口も利いてくれなくなったりするのも珍しくない。たとえ話しても「別に…」だけだったり。誰でも経験があると思いますが。
まぁ、それは成長の一過程だから誰もが通る道。むしろ自立への第一歩。
子供が小さい時に連れて行く。あっちこっち連れ回していろんなものを見せてあげる。早く連れてけ~っと声無き声で叫ぶのでした。
門外不出の写真をあれだけ見せてあげたのに、むしろ行った気になっちゃった?
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