サスペンションの調節
昨日は予想外に仕事が早く終わって、それならばとバイク屋に行けるかなと思っていた。
でも、やっぱダメ。そうは甘くない。バイク屋まで30km余り。僅か30kmでも東京では2時間かかる。これならば日曜日に無理して行くんだったと後悔した。
どうせ行かれないのならと、昨日はサスペンションの調整をしてみた。
実のところ、今までバイクに乗っていてもサスペンションを調節した事はほとんどありません。
6年3ヶ月、距離にして約32300mile(アメリカ仕様でした)走らせたGPZ1100はついに1度も調節する事も無く手放してしまった。購入してから10年半、59000km走らせているST4sは1度やったきり。それも10年以上も前に。パニアケースを取り付ける時にはちょっとリアサスのプリロードを上げているけど、テキトーにやっているに過ぎない。如何に「乗るだけ」であるか、わかろうというもの。
さてステルビオ、購入してから1度もサスペンションの調節をしていません。そこで昨日はチャレンジ?してみました。購入時に最弱にして下さいと頼んだのですが、これが本当に最弱かと最近ちょっと思い始めていたのです。
マニュアルを見ながら調節してみました。するとより弱くなる方向に回るではありませんか。最弱にしてはるはずなのに。忘れていたのか、あえてマニュアル通りにしたのかは不明です。基本、個人売買の現状販売ですし。ダンパーの調整はマニュアル通りにやりました。
手元にある工具を使用しています。モンキーレンチを使用していますがカウルに傷が付かないように養生しました。
さて実際に走らせてみると、フロントがソフトになった分だけ若干しなやかさが増しているような感じ。足付き性も少しはよくなったか???劇的な変化はさほど。車体を引き起こすと、沈み込みが若干増えたような気がする感じかな。
昨日は暖かくても取り敢えずは冬ですからサスペンションの動きがイマイチかも。GPZ900R、1100に乗っていた頃は夏と冬ではサスペンション、特にフロントサスペンションの動きに差がはっきりと感じた。冬はペタンペタンという感じで夏はグニャグニャ?としなやかだった。ではステルビオはというと、そこまでは乗り込んでいないのでわかりません。
トライアンフ・タイガーエクスプローラーに試乗した事があります。A店で試乗した時は車体を引き起こすと同時に車体が沈み、信号待ちでも足付き性に不安が無かった。ところがB店で試乗した時は車体を引き起こしても車体はそれほど沈まず、足付き性に不安があった。同じ車両なのにこの差は一体?そこでサスペンションの設定が違うのだと思い至ったのです。慣れているのならともかく、不慣れな内はどちらがいいかは言うまでもありません。そこでサスペンションを最弱にしたのですが、ステルビオはタイガーエクスプローラーのようには沈み込みません。
ソフトなサスペンションにこだわるのは理由があります。足付き性もあるのですが、何よりも自分自身の腰痛。ステルビオのポジションはほぼ直立で眺めもよく、どこまで走っても疲れ知らず。それはそれでよいのですが、そのポジション故、路面からの衝撃を車体が吸収し切れないともろに腰に痛ン痛ン響いてしまうのです。購入後に気が付きました。
ベストなサスペンション、それはズバリ腰に優しいサスペンション。多少、ピッチングが大きくてもハンドリングに影響が出ても、ソフトで腰に優しい方がいい。その点、ST4sのサスペンションはネコ足、腰に優しい。GPZ11100と比べても良さを実感。これで不満があるのなら、それはどうしようもない事。ではステルビオはどうかというと、ST4sほどのしなやかさは無い感じ。いつの日か、インナーチューブをチタンコートして…、リアサスを交換して…、シートもカスタマイズして…と夢見ています。
さて、昨日も慣熟走行。難所の左折坂道発進もクリアーできるようになってきた。いやいや、まだまだフラつくし、緊張する。不安も無い訳では無い。ツーリングを想定して練習練習。
いつもと同じコースを走っているので走行距離も同じ21.6km。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
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コメント
サスいじりスタートですね!
の前に、日本語マニュアルあるのですね( ゚Д゚)
私のは、英語、伊太利語、スペイン、アラビア語?なんだか4種類ほどもあり分厚い割にややこしいです(笑)
まずフロントホークは、オイルを同番手で日本製にするのみで柔らかく動きがよくなります!指定のAgipなどでは、どうも動きが渋い(+_+) さらにリバウンド側を最弱にしてしまうと、びっくりブレーキ時にビヨョ~ンと跳ねっ帰ってきてしまうので、とっさに足を出したときにフォークが伸び切り足が付きません・・・よって立ちごけます(泣)一度やってしまいました(笑)
裏技ですが、トップブリッジのフォーク止めボルトを強めに締め、トリプルツリー(アンダーブラケット)を弱めに締めなおすと、フォーク内の捻じれが緩和され動きがよくなります!
さらにインナーチューブと接触するオイルシールカバーのゴムとの接触面へのゴム潤滑剤(シリコン系グリスでも可)を塗布すると、スコスコになります!
リアサス!
最弱だと底付きしてしまい損害が出ます!リアサスシャフトロッドへの潤滑剤塗布でこれも動き向上です!
基本的にソフトな設定がされているステルビオですが、組み立て時のトルクオーバーや潤滑油切れなどで、硬さを感じてしまうようです。
明日にでも参考用に私のセッティングデータをお知らせします(^^ゞ
投稿: 岸上和弘 | 2014年2月 5日 (水) 15時24分
日本語マニュアル
納車の時にぶ厚い外国語マニュアルと共にA4の用紙にコピーされた日本語マニュアルも渡されました。
サスペンション
今までほとんどやった事無かったのに、物は試しとやってみる気になったのです。
ちょっとイジって様子見て、を何度も繰り返しそうです。
ステルビオはソフトな設定なのですか。何だか少ないストロークでショックを吸収するオン車のようなな感じです。
さすが詳しいですね。“岸上先生”と呼ばなくてはいけないようです(^-^)
投稿: シン | 2014年2月 5日 (水) 23時52分
日本語版マニュアル発見しました!
納車時に間に合わないとかで、後日封筒で渡されたものの中に混入しておりました(笑)
さて本題のセッティングです。
フロント:
スプリング→最弱より5回転半
リバウンド→最弱より1回転と4分の3
コンプレッション→最弱より1回転と4分の1
リア:
スプリング→最弱より11クリック
リバウンド→最弱より21クリック
上記を中心に季節で些細に修正しています。
またフロントスプリングで感じることですが、スムーズに調整ナットを回していき、最後にクッと1mmほど動かすと、バネが捻じれてしまうのか?急激に硬くなります。夏場などは、それを利用して調整してみたりします。
タイヤは、ミシュランのパイロット3です。(リアタイヤが7000Kmで坊主になります・・・新型P4に期待です。ノーマルは6000越えるとダメでした(泣))
日本語マニュアルに比べ、よく動くセッティング?柔らかい方向でした!
ちなみに身長175cm、体重85Kgです(^^ゞ
後輪ステアを意識して、リア荷重を高めるような古いバイク的乗り方をすると、運動性がグンと上がります♪
投稿: 岸上和弘 | 2014年2月 6日 (木) 14時51分
アドバイス、ありがとうございます。
調節して様子見、を繰り返しながらセッティングを参考にさせて頂きますね。根気強く調節する必要がありそうです。
7000kmで坊主ですか。
バイクがバイクですから後輪の負担が大きいのでしょうか。
Myステルビオは本国で販売されている「NTX」のホイールに交換されてまして、どの位もつのやら…。
ST4sでは前後平均して減り、BT-020、ディアブロストラーダ共に15000km以上はもちました。
身長168cm弱、体重68kgです。
投稿: シン | 2014年2月 6日 (木) 23時27分