見に行ってみる その1
1月18日に不覚にも踏切の一時停止違反で捕まってしまったのだが、あれからよく考えた。
冬の北海道という最高に注意を必要とする所を走ってきた身には、なぜ標識に気付かなかったのか、どうして踏切が見えなかったのか、どうしても解せません。あんなつまらない所で捕まるなんて…。
標識に気付かず、踏切に気付かなかったのですから、その時の事はよく覚えていないと言っても過言ではありません。前の車について行った事、線路がキラリと光ったので踏切に気付いた事。その位の事しか覚えていないのです。
ではなぜ「えーっ!踏切なんてあったんですか」と言ったのは、それは演技。もしかしたらと考えたのです。しっかりと切符を切られてしまいましたが。
どうしても納得できない。考えようによってはこれだけで済んだのだから、むしろラッキーかもしれない。場合によっては…、
もしかしたらオレって
認
知
症
!?
アブネ━━Σ(゚д゚;)━━!!
かくなる上は現場に行って、もう1度確認してみる。実際にこの目で見て確認してみようと思い付きました。
秩父まで片道80km、ちょっとそこまでという距離ではありませんが納得できないまま悶々と過ごしたくはありません。今後の為にも必要な事だと思ったのです。
いつ行くの?今でしょ、という訳で早速昨夜は秩父まで行ってみたのです。
ここがその踏切です。実際に見に行ってみると、これかぁ、という印象を受けました。これじゃぁねぇ。
状況としては線路に対して直角に道路が交差しているのではなく、斜めにカーブを描いて交差しているのです。イメージとしては「ナ」の字をもっと崩した感じです。写真を撮った時のように近づけば遮断機や警報機がわかるのですが、やはりカーブとなっているので建物の陰に隠れてしまって見えにくい。それらには気が付きにくいのがわかりました。ちょっといやらしい構造です。踏切に気が付かないで通過してしまう車両は他にもいるのではないか。地元ならそこに踏み切りがるとわかるでしょうが、地元以外では踏切に気が付いた時は既に遅し。取り締まりとしては最高の“漁場”です。だから待ち構えていたのでしょう。
でも警官は「標識はあります」言っていました。そこで標識を確認してみる事にしました。すると確かに標識は「踏切注意」の補助標識と共にあったのです、2ヶ所も。1つ目は目見当で50センチ角、踏切に近づくと更に大きくなって80センチ角でありました。ところが…、
なんと、それはそれは懐かしい「汽車ポッポ」の標識だったのです!
\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?
今時こんなの使っているなんて吃驚仰天!
これじゃ、気付かなかった訳だ。
こんな標識なんて久しく見た事が無い。
しかも蒸気機関車なんて、生まれてこのかた2回しか動いているのを見た事がありません。それはツーリング中に見かけたもので、イベント列車として。GPZ1100に乗っていた時ですから、少なくても10年以上前の話。もちろん、乗った事もありません。
目には見えたかもしれないが、標識としては既に時代遅れで認識出来るデザインではありません。
標識として認識できないのだから、補助標識を認識する事もありません。何かの看板程度でしかなく、気に留める事もないのです。
去年も一昨年も「三十槌の氷柱」を見に行っているけど、標識マニアではないので全く覚えてない。
博物館に収めるような標識が未だに現役で効力を発揮しているとは…。本当に吃驚しました。
これでは額面通り受け止めれば「蒸気機関車注意」です。今時、蒸気機関車なんて走ってないのに「なにこれ?」って感じです。蒸気機関車の何に注意すればいいのか?実情に合ってない標識を未だに使っているなんて、未だに効力を発揮している、まったくもって恐れ入りました。
標識に気が付かなかったのは認知症ではなくて、古臭いデザインにあると見ました。
しかし「汽車ポッポ」とは…、“鉄ちゃん”向けのサービス???
今後、この様な事を防ぐにはどうしたらよいか?
北海道に行く前、実際に冬に行った方のブログ、HPを検索していました。
その中に、これはというのを見つけたのです。
吹雪で視界が悪く、前方がよく見えない。実際に吹雪いてしまうと白一色で全くの盲目走行です。特に前回は激しく吹雪かれる事が多く、かといって止まれる状況でない(止まると追突される恐れがある)時は路肩と車線の僅かな色の違いを頼りに運転し、道の駅の駐車場など止まれる所まで運転して天候が回復するまで待機していたのです。
で、その方はどうしていたかというと、
ナビの倍率を高くして前方の状況、右カーブがある、左カーブがかると認識していたとの事でした。ナビと言えば経路案内としか認識してなかったので、こんな使い方もあるのだと感心したのです。セリカにはナビは装着していません。仕事で使う訳でもないし、いうなれば遊び。道に迷っても30分も走ればどこかどこか場所のわかる所に出る。大枚はたいて装着するほどの物では…、と思っていたのです。
運転補助装置としてのナビ、もしナビがあれば視認は出来なくても前方の踏切の存在に気付いたかもしれません。
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