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朝錬の中止 その3

例えば…

1年生の時は野球、
2年生の時はマンガ研究会
3年生の時はバスケ

という具合に学年ごとに部活を変えられるとか、

月曜日と火曜日は卓球
水曜日は吹奏楽
木曜日と金曜日は水泳

という具合に曜日によって部活を変えられるとか、

そんなフレキシビリティがあればいいなぁ、なんて思う。

今にして思うだけで、当時は思いも付きませんでしたが。

こんなんじゃモノにならない!と叱責されて終わりそうです。


4年前の今頃でしょうか、他校での事(高校時代の事)でしたが退部するにあたって座らされ、回りを先輩たちに囲まれたと聞いて、暗澹たる思いがしたものです。どこも似たようなもんだなと。


こんな事書いても当時指導してくれた先生方、コーチには感謝しています。

ただ今にして言えばもう少し科学的にと思わずを得ません。1日休めば2日戻る、根性根性、勝て勝てでしたから。


小学校の時もあるスポーツをやってましたが必ずしも勝利主義ではなかった、その向こうにあるものを目指していた感じがします。ある時4対4のリーグ戦があって、自分たちのチームは負けばかり、かろうじて1勝しただけでした。しかしその1勝を全員の前でほめてくれました。そんな指導を受けたので違和感があったのかもしれません。


その一方、レギュラーは学年に関係なく実力本位。6年の1学期までやってましたが(転校した)、レギュラーにはなれませんでした。

ヤクルトの池山選手が引退した直後、「いつみても波瀾万丈」に出演しました。小学校から野球をやっていて中学に進学した時お父さんが指示したのは、何と帰宅部。コメンティターの反応は「あちゃー」というものでした。野球部に入ったのは2年生になってからでした。

でもこれはお父さんの賢明な判断だと思うのです。1年間休ませる事によって身体の修復を計ったのだと。そのまま1年生からやっていたら、おそらくはかなり早い段階で故障していたはず。もちろん、その後の活躍はありえません。


最近読んだ本、マンガですが「ライジングサン4」にこのようなセリフがありました。

1日休めば3日戻る。

トップを目指す選手といえどもこれでは追いつめられてしまいそうです。

今年、北海道のある宿で「キャプテン翼 第1巻」を物凄く久し振りに読みました。そこには若林源三に対してトレーニングのし過ぎを戒める場面がありました。

「ライジングサン4」の設定は自衛官、いうなれば社会人。「キャプテン翼 第1巻」は小学生。同一に語れないかもですが、どっちが理にかなっているか。両コミックには30年のも隔たりがあります。トレーニングのし過ぎを戒める場面を見て、30年も前のマンガにこんなシーンがあるのかと驚きました。

どうもスポーツというと後ろから見てしまう。高校野球を見て肘や肩、大丈夫?ランニング中の中学生、高校生を見て膝に目が行ってしまう。いい靴は履いてる?ブログを書き始めて5年半、スポーツの記事はほとんど無い。テレビでもあまり見ない。話題を振られても、よくわからない。全日本女子柔道の監督解任劇、大阪の高校の体罰自殺事件…。21世紀に入って久しいのにこんな事があるなんて、信じられません。

強制力は無いそうですが、朝錬の中止によって影の部分が少しでも減ればと思うのです。

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