サイドスタンド“延長”
ステルビオの気になる事の1つにサイドスタンドの短さがあります。
その為、サイドスタンドで止めると車体がかなり傾くのです。
ST4sと比べると、こんな感じ。大して違いが無いように感じますが、どうしてどうして、傾きが大きく、引き起こしが重いのです。跨ったままでは起こせない事もあります。
しかも、短いスタンドは止める時も傾いた車体を支え切れずに「ドン」とやってしまがち。丁寧に扱いたくても、それが出来ないのです。サイドスタンドやその周辺に負担がかかってしまい、よろしくありません。そこで昨日はそれを何とかしようと試してみました。
銀色の部分はサイドスタンドを出しやすくする為にパイプを固定する金具を利用して“突起”を取り付けたのでした。ステルビオのサイドスタンドには突起が無くて、ツルッと滑って出しにくいのです。
ステルビオのサイドスタンドは結構横方向に出るので、延長してもその効果が少ないのです。
前のオーナーさんによってサイドスタンドとその付け根に補強が加えられています。
こちらはST4sのサイドスタンドです。ステルビオのそれと比べると華奢な感じですが、比較的垂直方向の為か、10年間乗っていて強度不足を感じた事はありません。
さて、サイドスタンドを“延長”するにあたってどうしたらよいのか。溶接機はありません。適当な金属部材もありません。いや、金属だと重くなって車体のショックで走行中にサイドスタンドが出てしまうかもしれません。
軽くて丈夫で加工がし易く値段の安いものはないものか?そんな魔法の素材はないものかと考えを巡らせていたら、見つけたのです!
写真はサイドスタンドに取り付けた状態ですが、建築素材を見つけました。建築素材なら燃える心配もありません。
屋根材の一部として使われることもある「タフモック」というものです。これを使ってサイドスタンドを“延長”しちゃおうっと。
取り付けにあたってはサイドスタンドの“プレート”に穴を開けて、ビス留めしたいのですが、ステルビオを“傷物”にしたくありません。ナイロンバンドでガチガチに固定しました。
1枚だけではまだ傾きすぎますので2枚重ねにしました。しかし、エキパイに接触してしまいました。
ST4sとほぼ同等の傾きになりました。心なしか、むしろ立ち気味?引き起こしが軽くなってメデタシメデタシ。
まぁ、見た目は良くないし、強度的に取り付け的にイマイチな部分があります。まだまだ改良の余地がありますが、取り敢えずはこれでO.K。
その後テスト走行しましたが、エキパイの熱で溶けるという事もなく、当面は様子見です。
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