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次期バイク考 その2

たかがバイクでこんなに悩む事かと、自分でもどうかしている、と思う時がある。

しかし、合わないバイクを購入してしまった場合、悲惨でしかありません。

それは過去に経験済み。

特に大型車の場合、金額もそれなりになりますから“悲惨度”も大きいのです。

今はHPやブログで個人が情報発信できるので、「オーナーさんにとってそのバイクとは」ががわかるようになった。HPが普及する前は仲間内とか、雑誌情報が全てといってもよかった。

雑誌情報を丸呑みして素晴らしいバイクだと思って購入してみたら…、確かに素晴らしいのだけどネガティブな面が耐え難かった。

以来、必ず試乗を信条とすることになったのです。

試乗してみてそのバイクの良い面はもちろん、悪い面も把握する。そしてその悪い面が許容範囲かどうかをみてみる。許容範囲だったらO.Kですが、許容範囲を超えていたら×。

まず具体的にどんな事を見ているのか書いてみましょう。

まずはポジションのチェック。腰痛のある自分にはポジションの許容範囲が狭い。ハンドル、シート、ステップのバランスが良いかをみます。極端な前傾姿勢は見るからに腰が痛くなりそうだし、アメリカンバイクのポジションも腰に負担がかかりそう。

腰痛にも様々な原因がありますし、その痛さも人それぞれ。ただ日常生活に支障が無ければポジションに無理のない限りバイクに乗っても差し支えないと考えています。

次は振動。エンジンの振動もバイクの魅力を醸し出す要素ですが、ハンドルに振動が伝わって手がしびれてしまうのはいただけません。手のしびれは苦痛でしかありませんし、ブレーキ操作も意のごとく出来ません。過去に1度だけですが、高速走行中に急ブレーキする場面がありました。が、手がしびれていたのでブレーキ操作が出来ず、回避操作をして避けたことがあります。

それを知るには実際に高速走行してみないとわかりません。購入当初、ST4sで高速走行すると手がしびれました。具体的には関越道を練馬I.Cから走ると高坂S.Aに着く頃には手がしびれて耐え難くなりました。その後、マフラーをノーマルに戻す、気筒間の同調を取る、ローギアードにした結果、手のしびれが少なくなりました。

その次は熱さ。大型バイクとなるとエンジンからの熱も相当なものです。その熱に耐えられるかも判断しなければなりません。その熱が燃料タンクまで伝わってしまいますと、耐え難くなります。熱さ的にはST4sの熱さが限界。ST4sより熱くなければいい。

前の記事でアルミフレーム車は対象外と書きましたが、それはフレームが熱媒体となってしまうから。走行直後のST4sのフレームに触るとエンジン熱で熱いのですが、フレームの部位によって明確に温度差があります。エンジンに近い部分は熱く、離れるに従って温度が低い。もしST4sのフレームがそっくりそのままアルミだとすると、フレームのどこの部位に触ってもまんべんなく熱いと思うのです。現実には鉄フレームをそっくりそのままアルミに置き換えることは無く、アルミフレームは総じて骨太。よって、熱くなる面積も増えてしまって耐えられなくなる可能性が鉄フレームより大きい。

熱いバイクは冬暖かくて良いではないかと思いますが、冬は寒いので厚着して乗ります。厚着して寒さを感じないのと同時に、厚着によってバイクの熱さも感じないのです。

実際にこれらの事を知るには自ら試乗するしかなく、出来る限り試乗することにしているのです。

その上で、現在乗っているのとは違うメーカー、エンジン型式のバイクを選びたいのです。

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