サウンド・オブ・ミュージック
今日は午後からぽっかり空いてしまった。
この貴重な平日の時間をどう使おうか?
そこで、行っちゃえ!とばかりに浜松町にある四季劇場までミュージカルを見に行く事にした。
ちょうど今、「サウンド・オブ・ミュージック」が公演中。これ、見たかったのよね。
四季劇場。1年以上振りに行ったので、道に迷ってしまいました。あれ?ここじゃないぞって。でもすぐに劇場を見つけて公演時間に間に合いました。前回ミュージカルを見てから1年以上の間が空いてしまいましたが、回数じゃないですよね。ミュージカルが好き、この気持ちを持ち続けるのが大事。財布的に厳しいものがあったりしますが、いい趣味見つけたなと喜んでいます。
見たのは「サウンド・オブ・ミュージック」。見てみたいなと思いつつ、公演を逃していたのです。
やはりミュージカルはいい席で見たいもの。奮発してS席の通路側で見ていました。通路側にしたのは狭っ苦しくなくていいかなっと。四季の席はそんなに狭くないのですが、忘れていた。
通路側にしたおかげで嬉しい誤算が・・・。スタート直後、俳優さんがステージから降りてきて、通路に移動。間近に見て聴く事が出来たのです!耳を澄まして聴いていました。
さて物語は…。「サウンド・オブ・ミュージック」実話を元にしているなんて知りませんでした。小学校で習った歌がバンバン出てくるのかな、浅学を晒すようですがそんな様に思っていたのです。
舞台はオーストリア。海軍軍人のトラップ大佐には7人の子供達がいますが、母親がいません。そこで家庭教師として修道院からマリアがやって来たのです。トラップ大佐は厳格で、子供の教育に軍隊式を取り入れてました。子供が本来持つ明るさがありません。マリアは子供達に歌を教え、明るくなっていきました。前半ではマリアがトラップ大佐宅にやって来て子供達が明るくなり、やがて父親であるトラップ大佐も心を開く、7人の子供達が抱きつくシーンにジ~ンとなりました。また、長女リーズルと郵便配達員のロルフとのほのかな恋も微笑ましいもの。
休憩を挟んだ後半はストーリーが重くなりました。トラップ大佐とマリアは結婚しました。だが、幸せな日々もつかの間、ナチス・ドイツにオーストリアが併合されたのです。トラップ大佐にドイツ海軍から召集がかかりました。オーストリア人であることに誇りを持つトラップ大佐はドイツ海軍の要請に応えません。しかし応えないでいると…。そこでオーストリアから出ることを決めた大佐一家。音楽祭を利用して修道院に逃げたのです。
しかし、修道院にも搜索の手が伸び、ついにナチスの影響を受けたロルフにリーズルが見つかってしまいました。だがロルフはリーズルを見逃し、トラップ大佐一家はスイス国境を目指して山を登っていく、余韻を残して終わりとなりました。
男として考えるのならば、ロルフがリーズルを見逃すのは物凄く勇気のいる事。だって、好きなんでしょ?いつも一緒にいたい、近くにいたいと思うのは当然。ところがリーズルの身を案じてあえて見逃すなんて、なかなか出来ることではありません。見逃すこと、それは永遠の別れを意味するのですから。ロルフは17歳の設定です。17歳の判断を超えていると思わないでもないのですが、侠気を見るようにも感じました。
売店でプログラムと本を買いました。私、映画でもミュージカルでも必ずプログラムを買います。今まで購入したプラグラムは本棚に溢れてしまっていますが、私の宝物。
内陸の国なのに海軍軍人?不思議に思ったのですがかつてオーストリアは海に面した国であったと知りました。第1次大戦で敗戦国となったオーストリアは領土が独立して内陸国になってしまった。歴史の勉強にもなりました。
さてさて本の方はというと「サウンド・オブ・ミュージック」の原作となったマリア・フォン・トラップさんが書いた本です。アメリカに渡るまで、アメリカに渡ってからと、それぞれ訳者後書きまで含めると285ページ、460ページもある読み応えのある本です。ブログ更新を進めつつ、少しずつ読んでいこうと思います。
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