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表彰は早めに

最近のニュースで先月19日に亡くなった元横綱の大鵬こと納谷幸喜さんに国民栄誉賞が贈られるようだ。

直接はその活躍を見てませんが、現役時代の活躍が国民栄誉賞に値すると判断したらしい。

国民栄誉賞が贈られることに対して何ら異論はありません。ですが、その理由が現役時代の活躍によるものなので、なんだか時期を失っているように思えてなりません。引退して40年以上経っています。

まるでその亡くなるのを待っていたかのような決定に違和感を感じるのです。引退後の活動において国民をハッピーにさせた功績に対して受賞が決定されるのなら、まァわからないでもありません。しかし、現役時代の活躍に対して受賞されるのであれば、なぜ現役バリバリの時に、もしくは力の限界を悟って引退したその年に国民栄誉賞を贈らなかったのか不思議です。

過去の受賞者を調べてみると、死後に受賞された人が多いのに驚きます。それも死後間もない時期に受賞が決定されるなど、故人にならないと与えられないのかとさえ思います。もちろん存命中に、現役中に与えられる人も、近年では多くなったとはいえ、改めて死後に与えられた人の多さには驚きます。

公平を期さなかればならないとか、そのような事情も分からないでもありません。が、公平を期すなど出来ることではありません。社会情勢などが大きく絡んできます。このような表彰はなるべく早めに、しかも現役時代に贈ることによって本人にはもちろん、社会全体にも効果を発揮するものだと思うのです。

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