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古い業者が撤退

自分の職業はある種の専門職で、あるものを“目標”にそれぞれの業者がその専門性を発揮して到達する、その1つです。

さて昨日はその専門職の業者がその“目標”から撤退するのを知った。この業者は古くからの業者で、数多い業者の内、おそらく最古参。当然付き合いも長く、その会社で働いている人も入れ替わりはあるけれど、古くから知っている人も何人かいる。

デフレが続いている昨今、仕事を通しての個人的な付き合いは難しく、そのような事はもう期待しなくなってかなりが経った。だから個人的な付き合いはないのだけどかなり前から知っていて、かつてはてっぺん部に豊富にあったものが今では少なくなってしまったとか(私じゃないですよ)、外見上の変化も認められるようになった。

「会社の方針だから」

「えっ、やめるんですか。寂しくなりますね」

自分の仕事が終われば長居することは無く、すぐに引き上げる。だから接点がさほど多いわけではない。けれど、古くからの業者が撤退してそこで働いている人とも会うことは偶然を除いて無くなってしまうのは、会者必別といってもやはり寂しさを禁じ得ない。他の“目標”でかろうじて接点は残されているが、現在の状況を見ると望み薄。これもまた時間の流れに委ねて思い出になっていくのだろうか。

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