電話をかけたけど…
週末に向こう方面に行くので訪問しようと、昨日であれば体調もよかろうと思い、高校時代の先生宅に電話を入れた。
が…、結果から言えば訪問できない事になった。
奥さんが言うにはやはり体調が悪いようで、身体が弱っている…、みたい。
検査を受けるように勧めても受けたがらないとか…。
聞く事はしませんでしたが、電話口に出られない事もあって、寝たきりになってしまわれたとも思わないでもありませんでした。
結局、「伝える事があれば伝えます」という事で、お大事にして下さいと。
かつての生徒が自宅を訪問することで楽しみを持って貰おうと思っていたのですが、それが出来なくなってしまったのでしょうか。言葉の選択が不適切ですけれど、門前払いになってしまいました。
奥さんの尻に引かれている感も無きにしも非ずですし、思った事を口にしてしまうように感じても、奥さんとも短時間しかお話出来ず、勘ぐれば好かれてないのかなという印象も受けてしまう。
去年、大同窓会の前にお会いした時は、急にもかかわらず快く迎えて頂いたのですけど…。体調がそれを許さないようになってしまわれたのか…。
去年、7月に訪問した際、「他の高校の生徒さんで訪ねてくる人はいるけれど、(自分が卒業した)○○○高校の生徒さんはサッパリ…。お父さんの教え方が悪かったのかしらねぇ」と奥さんから言われてしまい、言葉が出ませんでした。かつての生徒の訪問が嬉しかったのか、時折、涙ぐんでいるような目をした先生。
去年、9月に訪問した時は5人で行ったので、「なんだか面影が蘇ってくるぞ」と喜んでいた先生。「写真でも撮ろうではないか」と、自分のカメラで写真を撮った。
その写真をお持ちした時に話相手になろうと1時間。体調が悪くなるかもしれないのでそろそろ…と退出を奥さんから促されても、「まぁ、いいではないか」と引きとめようとした先生。
今の体調の悪さは夏の暑さによるもので、秋になって涼しくなれば回復するものと願ってやみません。元気になって頂きたいものです。
入学して間もないころの写真。城山公園にて。通っていた高校は指定された制服はありませんでした。女子生徒を見れば3名はスーツ姿ですし、男子生徒は2名私服です。私服の着用もO.Kでした。白い服の方が副坦の先生で、その右隣が担任の先生です。自分たちのクラスが先生にとって教師生活最後の学級担任でした。かつて男子校だった名残も残っていて、女子生徒の比率が少ないのがわかるかと思います。今は男女比は半々との事でした。
去年お会いした際に「教え子が、教え子が」と教え子を連発。それを聞いていると、この先生の子供なのではないかという気がしてきます。勿論そうではないのですが、我が子と同様に生徒に接していたのかもしれません。卒業してかなり経ってから気付かされた事であります。
当時の高校生は多かれ少なかれ、割り切れないわだかまりがあると思います。尾崎豊の「卒業」を聴くと共感してしまうような…。今でもくすぶっているものも無きにしも非ずですが、それはそれ、これはこれ。元気になって頂きたいと思います。
今になって思えばまるで子供でしたね。子供も子供、全くの子供でした。穴があったら入りたい、入ったら出たくない、全く恥ずかしいくらいに高校時代は子供でした。やりたい事を見つけたのも高校時代で、今でもそれは続いています。ですが、あーすればよかった、こーもすればよかったと思う事も今になってみると多いのです。
修学旅行時の写真。白いワイシャツ姿の生徒から2人目が先生。そして、その白いワイシャツ姿の生徒が自分自身。修学旅行の2週間前、部活で肩鎖関節を脱臼してしまった為に、この様な姿になりました。またこの頃が制服を着用した最後の方でしたね。制服というのは規制服で、当時、物凄い反感があったのです。その後、ズボンに大穴が開いてしまったのを機に制服を着るのはやめて、高校時代の半分近くは私服で登校していました。私服で登校する生徒はいましたが、ズーッと私服で登校していた生徒は学年でも211人中自分1人だけでした。
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