会えずに残念
昨日は、高校時代の先生宅を訪問するつもりだった。
しかし、お電話すると体調がよろしくないらしく、出来ない事になってしまったのは1週間前。
それでも1年振りにかつての同級生に会いに行った。もちろん、訪問出来れば一緒に行くつもりだった。
6月に電話した時は「元気にしております」と言っていたのだけど…。
奥さんが言うには、検査を勧められても拒んでいるとか。
もしかしたら、寝た切り…、になってしまって、会わせられない状態になってしまったのか。
長年の療養生活、足腰の衰え、自宅と病院を往復する日々、気力が萎えてしまったように思われてならない。
かつての生徒が訪ねてくる事で楽しみを持ってもらおうと目論んでいるのだけど、それも叶わなくなってしまったのか。
去年、同窓会があった。全クラスが集まる大規模なもので、当時の担任の先生も来られる。
ところが、うちのクラス担任だけが出席しない。その時、体調が悪い事を知った。
クラス幹事も電話をしてみたという事だし…。そこで自分からも電話し、訪問する事にした。
住所を頼りに近所の人に訪ねる事4回、ようやくたどり着いた。
「先生が同窓会に出席しないと聞いて残念に思い、やって来ました」と。
電話で話した時は「さぁ、“シン”さんはたくさんおられますし、どの“シン”さんだが…」と自分の事をよく覚えていないようだったけど(自分の名字はその地域では珍しくないのです)、対面すると、「君は少し大きくなったのではないか」と思い出して頂けた。
「退職して23年経っているからどうしても記憶が薄くなってしまって、うんと叱ったとか、そういう生徒なら覚えているのだが」。卒業アルバムを見て頂いても、思い出せない生徒が多かった。でも、これは仕方がない。年齢的な事もあるだろうし、逆の立場だったら、自分も覚えてはいないだろう。
この時は同窓会に来て頂くよう話しをするつもりだったけど、他高のそれにも健康上の理由で欠席していると聞かされては言う事が出来なかった。
「他の高校の生徒さんで訪ねてくる人はいるけれど、(自分の卒業した)○○○高の生徒さんはサッパリ。お父さんの教え方が悪かたのかしらねぇ」と奥さんに言われてしまい、言葉が出なくなりました。そんなにご無沙汰しているのか、もしかしたら自分たちが第1号?とさえ思った。
かつての生徒が訪ねてきたのがうれしかったのか、涙ぐんでいるのかなという目を時折された。先生宅を辞する時、「○○○高校在学中はお世話になりました。ありがとうございました」と言うのが精一杯だった。
その後、同窓会で書いた色紙を持って5人で訪れた時は、「なんだか面影が蘇ってきたぞ」と喜んでいた。更にこの時の写真を持って訪れた時は、具合が悪くなるかもしれないのでと奥さんから退出を促されても「まぁ、いいではないか」と引きとめようとした。
「今度来る時はまた寄ります」と楽しみを持って頂こうとしたのだけど、寄る事も出来なかった。
今、具合が悪いのは夏の暑さによる疲れで、涼しくなれば体調が良くなるものと思いたい。
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