これが地獄だ! その2
では実際にどのように処理するか見てみましょう。
ただ仕事しながら写真を撮るのはなかなか大変で、撮った写真は少ない。
厚さ0.35ミリのトタン板で箱を作り、漏水している部分にに取り付けます。真ん中の緑の部分が以前に取り付けたもの。ベージュ色の部分が今回取り付けたものです。排水が取れる所はは排水を取り付け、取れない所は自然乾燥に任せます。実際に絶えず濡れているわけではなく、しかも天井裏は暑い。排水を取らなくてもかなりいけるのではないかと思うのです。
ここは下見の出来なかった箇所です。点検口はあったものの、商品陳列棚の上にあったので潜り込めませんでした。他のヶ所からもアプローチを試みたのですが、梁の下に照明器具があり、しかもかなり出っ張っている。空間が非常に狭くて入れなかったのです。
今回は陳列棚を挟んで脚立を2つ立てて、その間に足場板を乗せて点検口から入りました。見るとビックリ!かなり広範囲に漏水してます。小さい雨樋を取り付けてますが、全く用をなしてません。
これではトタン板の箱を取り付けようにも、かなりの数が必要になりますし、製作も容易ではありません。そこで…。
ポリカ波板を一面に貼り付けました。こんなことしても、まやかしです。
角度を変えて見ると、こんな感じです。漏水した水が下に設けた雨樋に落ちるようにしました。特にこの辺りの箇所は漏水がひどいようで、雨樋を設けることで対処したのです。この後、要所要所にシーリングを行いました。
使用した雨樋はパナソニック折板120Ⅰ型。1本4mの物を3分割して天井裏に搬入。四苦八苦して14m取り付け、排水を設けました。
別の箇所で作業中の私。時に2012年4月6日午前3時51分。天井裏に厚さ15ミリ、幅150ミリの板を敷いて、這いつくばって作業しています。防塵マスクを装着して、埃まみれになりながらの作業です。もちろん天井裏は人が乗るようには出来てません。床から天井まで仮の支柱を立ててますが、絶えず不安はあります。
後ろの照明を押しこくってしまいました。ま、狭いですから、これはしょうがない。あとで修正しました。利き手でない左手に電動工具を持って作業しています。左手に持つと工具に振り回されてしまう事がありますが、だからと
いってこの状態では左手に持たざるを得ない。非常にやりにくい。
日中の仕事では休憩時間もありますし、お昼御飯の時間もあります。ところが夜間の仕事では休憩無しのぶっ通しです。多少、休憩時間もあっていいのですが、次の業者さんが控えていたり、少しでも早く終わらせたいという思いもあるからです。
普段でも埃っぽくなりますし、これからの季節は汗が噴き出してくる。汗臭い、埃っぽい、手汚いでは飲食を伴うところには出かけられません。ましてや車が必需品なので、仕事帰りに一杯なんて、とてもとても…。一端帰宅して身なりをサッパリさせると、1日の疲れが出てグッタリ。出かけたとしてもかなり遅い時間になりますし、翌日に響いてしまいます。となると、付き合いは悪くなります。「仕事大変なんですね」でチョン。こんな姿見ても、きゃあ~素敵~、なんてなりません。
取り付けが終了した所。やり方は一様ではなく、あーした方がいいんじゃないか、こーした方が楽じゃないかと絶えず考えているのです。ここの個所では点検口の大きさに合わせて箱を製作しました。
ま、こんなことしても天井裏にバケツを置く事の延長に過ぎません。これで大丈夫だなんて、とてもとても…。直しているのではなくて、対応しているに過ぎないのです。その対応とて、万全ではありません。階上の漏水を何とかしない限り、解決にはなりません。
地獄の中での楽しみはこれ。朝、近所のコンビニに行って、ビールを持ってレジに並ぶ。この優越感、言葉に出来ません。屈折してますが、優越感に浸っております。
今朝はスーパードライな気分、一番搾りな思い、クラシックラガーな感じ。…と、毎日銘柄を変えて朝からビールを飲む、“朝ビ”するのが楽しみなのです。
昼夜逆転した日々を過ごしていますが、昼間、そんなに眠れるものではありません。食事も不規則になっておりますし、1日2食になりました。1週間で痩せました。ベルトの穴が1つ変わりました。
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