一期一会
「一期一会」という言葉があります。手元にある辞書を引くと、一生に1度限りの事。生涯に1度会う事。茶道で、どの茶の会でも一生にただ1度だと考えて、常に誠を尽くすべきだとする考えによる。と、書いてありました。
この様に玉とも石ともつかないブログ、どちらかというと石でしょうか、を書いていますが、手元に辞書は欠かせません。普段何気に使っている言葉でも、いざ書いてみると、何ていう意味だったんかな?これでよかったっけ?と思う事が少なくありません。そこで辞書の出番となるのです。
先日のライブ、終了後に飲み会があるとも思わず、ましてやオール(朝までの意)とは想像もしなかった。この様な機会は普段はなかなか持てず、かつては全く考えられなかった。1人を除いて初対面の方ばかりで、何をどうしたら…?普段でも口数が少ないし、ペラペラしゃべるのも、そんなに得意ではない。
本当に極々たまにしかこの様な機会が持てないのに、いざその場になると普段の自分が出てしまう。そして終わった後に、なんて話題がないのかなぁとか、もっとしゃべればよかったなぁっと後悔してしまう。その度に「一期一会」の言葉を思い浮かべるのに、今回も…。その場になると、そんな言葉、忘れてしまう。
昔からこの様な機会を当たり前のように持てたのならよかったのにと、つい愚痴ってしまう。「渋谷に6時半なんだけど、来れる?」、無理だった。その頃は普段の休日さえ思うようにならなかった。そんな事したら少ない休日が更に少なくなってしまう。そんな意識が常にあった。2週間に1度休めれば御の字だった。あなたの1週間分の休みがオレの1ヶ月分の休みなんだよ、と口に出さないまでも毒づいていた。だから腰痛を引き起こして、治療に3年以上…。休日を返上しても能率としてはあまりよくないと気付いたのは、かなりあとになってから。
休日法違反で逮捕、身柄拘束、留置、取調、起訴、有罪判決、服役、だなんて聞いた事がない。カクカクシカシカに杓子定規で取り締まってたなら、前科何十犯、あまりにも多過ぎて死刑になっている、かもしれない?休日法に違反したからといって誰も損害を被るわけでもなく、本人が損するだけ、職業病とか。逮捕してくれ~と思った事もあったっけ、休めるから。
だからなんていうのかなぁ、ついついひがんでしまうのかもしれない。屈折した感情が現れるのかもしれない。次回、また同様な機会があるのなら、もっと気楽に楽しみたいな。
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