政治コメディーは嫌
昨日から今日にかけてのニュースを見ていると、何だか面白いコメディーを見ているような感じ。笑いのネタを後世に提供しているとしか思えない。現世にとっては面白くもおかしくもないのだが…。
「辞めます」の言葉を引き出し、不信任案を否決に導いた某一兵卒は棄権。一兵卒とはかくも偉いものかと不思議でならない。平たく言えば、下っ端のくせに。見事な身の振り方に、ある意味感心してしまった。賛成に回った議員は、“神”に捧げる生贄に過ぎない。辞めるんだから、せめてお伴を付けてやろうと“温かい配慮”って奴だ。
「党を立て直す」とどこかの宇宙人が宣うているが、今日の惨状を招いた張本人が何を言うか。1年前の今、何があったのか忘れてしまったのだろう。意趣返しのつもりか?今はただの議員でしょ。宇宙人の宇宙語なんて、理解出来んよ。「国民が聞く耳を持たなくなった」、忘れちゃったんだろうなぁ。
震災対応云々と批判する事は簡単。それならば自分だったらどうしたかを、なぜ誰も言わないのだろう。まずは自分だったらどうするかを言って、初めて批判できるのではないか。と同時に国民1人1人に、自分だったらどうするかを問われているように思えてならない。
小さい時から多数決が最上のものだと教えられ、金科玉条の如く信じて疑わない。だけどそれは平穏で上昇気流に乗っている時のこと。今のように“非常時”では独裁者といえるような人物でないと乗り切れないのではないか。「賛成1、反対99、よって本件は可決されました」、そんな指導者が欲しい。
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