6月17日の日記 幼稚園を訪れる
昨日、今日と自分が通っていた幼稚園の公開日でした。この間、偶然の機会から同じ幼稚園に全く同じ時期に通っていた子の家に仕事に行き、本人に会う事はありませんでしたが、ご両親と当時の話に花咲きました。あれ以来、幼稚園の頃が懐かしく思うようになり、卒園アルバムを引っ張り出して、見ている事が多くなりました。
久し振りに幼稚園の前を通ると貼り紙がしてありまして、幼稚園の公開日を知りました。平日の午前中ですから行ける可能性は低いと思いつつも、楽しみに待っていたのです。
昨日はダメだったけど、今日はあの~、チョット、まぁという事で時間が出来ました。一端仕事を引き上げて取り敢えず幼稚園に行ってみました。だけど門は閉まっているし、見た感じとしては公開している様子は感じられません。ウロチョロしているとまるで不審者のようで何ですから保護者ではない部外者でも見学出来るのか問い合わせようと携帯電話を取り出した時、在園の先生が出てきました。声をかけてみると部外者でも見学できるとの事で、帰宅して着替をし、改めて幼稚園に行く事にしました。それでも部外者ですから今のご時世、不審者と思われるのではないかという不安がありました。そこで卒園生しか持っていない物、卒園アルバムと卒園証書を念のため持参しました。
受付を済ませると在園の先生から「保護者の方ですか?」と訊かれました。「いえ、違います。卒園生です」と答えると、とても驚かれると共にえらく歓迎してもらえました。当初の不安は杞憂でした。そこで持参した卒園アルバムを見てもらうととても喜んでもらえました。そのうち、園長先生もやってきて、来園を歓迎してくれました。当時の担任だった○○先生が園長先生をしているかなと僅かに期待していたのですが、それはありませんでした。
小学校3年の頃まで幼稚園には遊びに行っていたのですが、中に入るのは卒園以来初めてです。外観はL字型ですが、内部はくの字になっていまして、廊下が斜めに曲がってます。すっかり忘れていましたが、思い出しました。幼稚園には年長の1年間しか通ってません。1階の各教室を見て回り、確か2階だったはずと2階の各教室を見て回りました。記憶は正直いって薄いのですが、当時物を探してみると園児たちが使っているロッカーは当時からの物だと思われ、見覚えのある物も少ないですが見つけ出す事が出来ました。また、園児服も当時から変わっていません。内部の写真を撮りたかったのですが、どうしても園児たちが入ってしまいます。今のご時世、ヘンな男が写真を撮っている、とお母さん達が不安を持ってしまいかねません。デジカメでの撮影はやめて、心のカメラでのみ撮る事にしました。
先生が言うには、今では広範囲から園児が通ってくるとの事でした。自分たちの頃は卒園アルバムの名簿を見ても、近所から通っている子がほとんどでした。ただ1人だけ電車・バスを乗り継いでやってくる子がいました。その子は今でいう発育障害のある子で、おそらくは受け入れてくれる幼稚園を必死で探し、ようやく見つけたのが新設されたこの幼稚園だったと思うのです。8時半ごろに幼稚園に行き、12時ごろに迎えに来る。簡単なようでも大変な事です。
先生からは「子供は?」と訊かれ、「いません」と返答。「是非、当園へ」、「お世話になると思います」としっかりと“営業”されてしまいました。また、あと3年で幼稚園創立○十周年になるので、記念の式典が計画されている事を教えてもらいました。3年後の楽しみが出来ました。
この日は食育講演会がありました。せっかくの機会ですから園児たちやそのお母さん方と一緒に聞いてみる事にしました。お父さんの参加者はいませんでした。保健相談所から栄養士さんがやって来ての講演会です。
前半は園児向けの講演、お話でした。園児向けにわかりやすく、なぞなぞ形式のお話です。これはなぁに?ごはーん!うごくちからになりますよ。これはなぁに?にくー!おおきくなりますよ。これはなぁに?にんじーん!じょうぶになりますよ。と、このような感じで、バランス良くといってもわからないけど、好き嫌いなく食べましょうねというお話でした。更に実物のトウモロコシを園児に触らせて、皮むきさせてと実体験もありました。
園児ですから落ち着かない子ももちろんいて、そんな子にも話を聞かせようとする先生の気の使いようはかなりのもの。幼稚園の先生は大変だなぁ、子供が好きでないと務まらないなぁっと思いました。そんな光景を見ているとアーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画「キンダガートン・コップ」を思い出しました。シュワちゃん演じる、ショットガンをぶっ放すロス市警の剛腕刑事。凶悪犯罪捜査の為幼稚園の先生に扮して犯人を追いつめる。ところが待っていたのは凶悪犯なんて足元にも及ばない悪ガキ達。そんな子供たちに奔走されながら犯人を追いつめるコップコメディだったと記憶してます。
さて後半は園児は教室に戻り、保護者向けの講演でした。1日の接収カロリー、 電子レンジで作る簡単なレシピの紹介、嫌いな食べ物の克服方法のアドバイス。糖分の取り過ぎの注意など。糖分を撮り過ぎてしまうと食欲が無くなってしまう事など、具体的にコーラにはスティックシュガー20個分の糖分が入っているとか、スポーツ飲料には12個分、意外と盲点なのが野菜ジュースで4個分の糖分が入っているとの事。野菜が嫌いだからといって野菜ジュースを飲ませるのは控えた方がよいとか。嫌いな食べ物は少しずつ親しませるようにした方がよいのではないかとか。早食いの子は食べ物を丸飲みしてしまうので、今のうちによく噛んで食べる習慣を付けないとなかなか治らなくなるなど、大人向けとしても通じる内容でした。
先生のみならず、お母さんの中にはメモを取っている姿も見られ、子供に安全な食べ物をという親の願いがよくわかりました。
さてさて、時間も正午に近づき、園児たちはお昼ごはんの時間です。園児たちと一緒にお昼ごはんを、というわけにはいきません。名残惜しくも幼稚園を辞する事にしました。在園の先生にお礼を述べた後、園長先生にもお礼をとその姿を探したのですが、どこへ行ってしまったのか、見当たりませんでした。ちょっと心残りなのですが、園長先生にお礼を述べる事が出来ませんでした。
ブランコに平行棒。カラーリングが違ってますが、当時のままです。登り棒は、当時はありませんでした。
卒園記念の植樹。全く記憶にないのですが、こうして植えてたんですね。この写真を先生に見せたのですが、今では無くなってしまったとの事。枯れてしまったのかもしれません。あるいは移植したのかな?移植したものだと思いたいです。
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