どうしようかなぁ
昨日は日中に、一昨日の夜に電話をくれた人から連絡があった。出席できるかどうか訊かれたのだけど、保留。その人も出席できるかどうかはわからないらしく、遅れるかもしれないとの事だった。「で、誰が来るの?」と訊くと、2人の名前を上げた。ハテ?誰だろう?と一瞬思ったけれど、何となく聞き覚えがあるような感じがした。申し訳ないけど他クラスの事なので、多分あの人だろうなと思ってもあまりピンとこない。
行こう!と思う反面、もうそれはすでに過ぎ去ってしまった過去の事であり、懐かしく思う事はあってもそれはそれ。今更、もう、だなんて思ったりしてしまう。旧交を温め合うというよりも、新規の出会いに限りなく近い感じ。もうそれだけ遠くなってしまったのだろうか。高校時代の事は表面上覚えてないと言っても、忘れるわけはない。高校時代の1番の思い出は…、もちろんあるけれど、今になってもそれは誰にも言えない。共通の思い出となると、かなり心細い。
なんかすごく勇気がいるな。普段会ってないどころか、最後に会ってからン年も経っているし、連絡のしようが無くなって久しい。「あなたはだれですか?」、「○○□□です」、「さぁ?」なんて言われそう。言われてもおかしくないし、自分からも言える。酒のある所ならどこへでも…、といってもこればかりは、ね。せっかくの機会だも行かなきゃ損だとか、行ったところで別に…、とか、行こうか行くまいか揺れ動いている。卒業アルバムを見ても苦い思いが湧きあがってくる。あーすればよかった、こーすればよかったとか。イマイチ気が進まない。
それにしてもよくつながりが継続していたなぁ。先週連絡をくれた人はどうやって自分のケータイ番号を知ったのだろうか?教えて貰ったらしいけど、自らは教えた記憶が無い。教える機会も、もちろんない。
行く
行かない
行く
行かない
行く
行かない
ある意味楽しみなんだけど、ある意味怖い。行かないと後悔しちゃうかな。行ったら早く帰りたいと思うかな。
今はちょうど卒業式の時期。高校の卒業式の時、涙は全く出なかった。悲しいというよりも、ようやく束縛が解かれて嬉しくさえ思った。最後のHRで担任が「若い時の1年や2年なんて、何でもないですからね」と言った事を今でも覚えている。そのあと、時間が来るまで教室にいて、お世話になった先生に挨拶して、クラブの送別会に参加。後輩たちから貰った時計は今でも、東京にはないのだけど、時を刻んでいる。顧問の先生から、話し方の独特の間が…、なんて言われたな。悪い意味じゃないですよ。最後の挨拶で「高校時代に忘れられない思い出が出来れば、いい高校生活だったと言えるのではないか」、そういうような意味の事を言ったのを覚えている。
その夜はクラスの全員ではないけれど、集まれる人が集まってある民宿の部屋でいろいろと話したり、トランプをしたり、夜遅くまでワイワイガヤガヤ。隣の部屋からうるさいとばかりに「ドンドン」と壁を叩かれた。次の日の朝、「じゃあ、元気でね、バイバイ」と別れた光景を今でも覚えている。あれ以来会う事もない人もいるし、会う事があっても既にン年も経ってしまった。
それからその日ではないと思うけれど、入院して卒業式に出られなかった人を見舞いに行って、また入院した同じクラブの人を見舞った後、東京に来た、戻った。東京に戻る前、祖父が「東京に行っても、ここにいた事は覚えていてくれ」と言ったっけ。その祖父も、もういない。
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