がんばろうね
一昨日の仕事先での事。聞き耳たててるわけではないけれど、聞こえてくるものはしょうがない。オバサン達の井戸端会議の声が聞こえてきた。話題はやはり震災の事。この近辺でも物資が不足して、何々が1人1個までとか、あれがある、これが無いとかの話題だった。長いというほどではなかったけど、話の終わりが「がんばろうね」だった。そう、がんばろう。草の根からこの言葉が出るんだから、この試練は乗り越えられる、そう確信した。
原発から放射能が漏れて、最悪の事態を防ごうとヘリコプターで放水している画像が、帰宅後テレビから流れていた。それを行う隊員たちの許容被曝量を引き上げての行動で、自らの被曝を顧みず、自己犠牲の極致のように思えた。ヘリコプターは放射線を浴びてこのミッションが終われば使い物にならないだろうし、搭乗する隊員たちにも、もしかしたら深刻な影響が出るかもしれない。俺達がやらなければ誰がやる?の心境かもしれない。命令する方も辛かろう。現代版、神風特別攻撃隊といえるのではないか。これで鎮まってくれればと祈るような気持ちで画像を見ていた。
また今日というか昨日は自衛隊、消防隊、東電職員で交代して放水車で放水しているとニュースで流れていた。これも大変危険な事。危険を顧みず放水している有様に、ある種の美しさを感じるのは自分だけだろうか。空から地上からと総力戦の様を呈してきた。早く鎮まりますように…。
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