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加治工勇ライブ

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 昨夜は下北沢の「ARTIST」で、沖縄は鳩間島からやって来た加治工勇さんのライブがあった。前から行ってみたいなと思っていたライブで、ようやく昨日になって行く事が出来た。

 うちから下北沢までバス&電車で行くとなると意外と時間がかかるので、車で行く事にした。車だと、お酒が飲めない欠点が辛い。

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 小さなライブハウスで、お客さんは加治工勇さんのファンばかりという印象を持った。主に鳩間島の唄を歌っていた。メモしているわけではないから曲名を全て覚えているわけではないけれど、「八重山旅情」、「アオバト」、「いだふに」、「鳩間校校歌」、「応援歌」…。西表島の民謡も歌った。1部、2部、休憩を含めて1時間半、もうちょっとだったかなという時間。

 トークの中で鳩間島にもアスファルト道路が出来た事、桟橋に待合室が出来た事を話されていて、鳩間島もちょっとずつ変わってきてるなと印象を持った。カツオ漁が最盛期の頃は700人も人口があったそうだ。1周4キロほどの島に700人、さぞ賑やかだった事だろう。カツオ漁も沖縄一の水揚げを誇ったらしい。でも今では採算が取れなくなって、食べるだけしか取らなくなったと話していた。
 今は人口50人で、小学生が1人だけしかいなく、中学生は0。里親となって子供たちを受け入れて、学校を存続させていたはずだけど、どうなったのだろう。少子化の影響で里子となってやってくる子がいなくなってしまったのか、高齢化で引き受け手がなくなったのか。

 自分が鳩間島に行ったのは2001年の1月。西表島・上原から郵便船に乗って鳩間島に渡り、3泊してまた郵便船で西表島に戻った。鳩間コミュニティセンターに、公民館だったかもしれない、でっかいシャコ貝があった事。ビーチでシャコ貝や三角形の貝を集めた事(持ち帰ることはせず、元の位置に戻した)。島の周囲を、内をブラブラ歩いた事を思い出す。「民宿・まるだい」に泊まって、帰り際「また来てくださいね」と送り出してくれたけど、まだ果しえていない。また行ってみたいな。

 こうした沖縄のライブだとラストはカチャーシなのだけど、このライブは違った。お客さんが手ぬぐいを取り出して何をするのかと思えば踊りながら引っ張ったり、斜めにしたり、ユラユラさせたり、クルクル回したり…、うまく説明できないけど。鳩間島では島から出る人をこうして送り出していたらしい。カツオ漁が最盛期だった頃の名残かもしれない。その内、1つのテーブルを囲んで輪になった。もちろんその中に加わって、見よう見まねで踊った。長野オリンピックの「WAッ!になっておどろう」が思い浮かんだ。この加治工勇ライブではマイ手ぬぐいは必需品みたい。今度行く時は持って行こうと思う。

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