琉球國祭り太鼓東京支部第2回定期公演「潤初(うりずん)」
3日のことです。何と「琉球國祭り太鼓東京支部」からケータイに電話がかかって来ました。チケットが到着しているかの確認電話でした。
「チケットはお手元にありますか?」
「手元にないけど、家に行けばある」
と、ちょっとピントはずれな応答をしてしまいました。手違いがあったらしく、チケットが到着してない人がいたらしいのです。きちんと確認電話をしていたのですね。で、最後に、
「それでは会場でお会いしましょう」
で、話が終わったのですが、沖縄らしいなぁっと好感を持ちました。
以前、沖縄に行った時、いろいろお世話になった人がいて別れ際お礼を述べると、「それでは○○さん」と自分の名前を言って、「またどこかでお会いしましょう」。この言葉、言われた方にすれば何かジィ~ンと込み上げてくるものがあって、思わず返事に詰まってしまいました。沖縄の方にとっては普通の挨拶なのかもしれません。意外な所で、もしかしたらあの時の?という具合に再会する事も多いのかもしれません。だけど、通りすがりの一旅行者に過ぎない自分にもこの言葉をかけてくれるとは…。バイクを駆って日本全国、主に海沿いを駆け巡りましたが、、風のように通り過ぎないにしても、このような言葉を掛けられたことはありませんでした。なんだか沖縄の“温かさ”に触れた思いがして、一瞬にして沖縄が好きになりました。その方と再会する事は生涯を通して無いと思いますが、今でも忘れ得ない思い出として強烈に残っています。今から9年余り前の出来事でした。その時の思い出の歌、アイコ「カブトムシ」、“生涯~ 忘れる~ 事はないでしょう”
さて今日は、東京は高井戸「セシオン杉並ホール」で「琉球國祭り太鼓東京支部第2回定期公演『潤初』」がありました。2月の初めにチケットを申し込んでいたのですが、早めに申し込んでいてよかった~。チケットは完売御礼、当日券は無しでした。
「潤初(うりずん)」
「潤い初め(うるおいぞめ)が語源とされる。
冬が終わり大地に潤いが増してくる時期(2~4月)のことをいうが、本土の春とは趣が少し異なる。若葉がいっせいに咲き、草花はその彩りを増して、大地を潤していく、そんな様子が目に浮かぶ言葉。
(沖縄大百科より)
以上プログラムからです。
演舞曲は…
第1部
かぎやで風(かじゃでぇふう)
鷲ぬ鳥(ばしんとぅり)
風の結人(ゆいびと)
みなとーま
五穀豊穣
第2部
揚作田(あげちくてん)
仲順流り(ちゅんじゅんながり)
あぶじゃーま
三線(さんしん)の花
第3部
国頭(くんじゃん)サバクイ
瀧落し(たちうとうし)
ミルクムナリ
クーダーカー
遊び庭(あしびなー)
年中口説(ねんじゅうくどぅち)
地翔(じーとぅび)どーい
アンコール
あっちゃめー
会場に響き渡る太鼓、指笛、そして勇壮な演舞。新宿エイサーまつり、1万人のエイサー踊り隊、都立家政エイサーまつり、全国太鼓エモーションと、これまで見てきたものを彷彿させられました。身は東京にいても、気分は沖縄にいるかのようでした。「揚作田」では獅子が7頭も出てきました。寝転んだり、耳の裏を掻いたり、器用な獅子です。観客席に下りてきましたが、お客さんをパクリは見た限りでは無かったみたいです。「地翔どーい」ではお客さんをステージに上げてカチャーシー。自分?自分はステージに上がりませんでした。カチャーシー、出来ないんで。どうしても“ワイパー”になってしまう。今なおカチャーシーは体得出来ません。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、休憩を除けば実質1時間半ぐらいの公演でした。ロビーには琉球國祭り太鼓の皆さんが見送ってくれて、会場を後にしました。
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