秩父夜祭行顛末記
12月2日、3日に秩父夜祭りがあります。テレビのニュースや新聞記事で夜祭りがあったんだなぁっと知るのですが、行った事はありませんでした。今年は実際に行ってみようと目論んでいました。2日が宵宮、3日が大祭です。3日の大祭に行ってみました。今回はこの顛末記です。
仕事が終わってから一端帰宅して、風呂に入って身なりをサッパリさせ、ついでに軽く腹ごしらえをしてから「秩父夜祭」に行くべく出発です。車で秩父まで行こうかなと考えていたのですが、道路も混んでいるだろうし、駐車場も首尾よく見つかることも無かろうかと思い、西武線飯能駅から電車で行くことにしました。
飯能から秩父まで390円。石神井公園から池袋まで200円で行けるのに対し、チト高いなあっと思いました。距離的にも少し長い程度だけのように思いますし…。少しでも時間を節約するためにレッドアローで行くことにしました。実はレッドアローに乗るのは初めて、電車で秩父まで行くことも初めてなのです。切符をよく見ると飯能を20時45分に出発して秩父に着くのが21時32分。意外と時間がかかる感があります。乗ってみてその理由がわかりました。電車の行き違いの為に駅で停車することが多いのです。ドアこそ開かないものの、これじゃあ各駅停車と大して変わらないじゃないか。
何はともあれようやく秩父に到着しました。人がたくさんいますねぇ。駅前のオーロラビジョンには祭りの様子が映し出されていました。さてどこに行ったら見られるのか。暗いし、地理不案内。何はともあれ歩いてみよう。
花火が打ち上げられました。実のところ、今年の“初花火”なのです。初めで最後の花火ですね。花火の乱舞はきれいでした。打ち上げ終わると観客から自然と拍手が起こった程です。花火の余韻は夜空に星が輝いていました。この日はとても天気に恵まれた日でもありました。
寒いです。吐く息が白いです。歩き回ってないと冷えます。体を芯から温めるには燗したお酒を飲みたいところですが、車の運転が出来なくなります。甘酒で我慢?ところが、これがアッチィ、アッチィ。“猫舌度”の高い自分にはなかなか飲めるものではありませんでした。それでもようやく飲み干した時は体ポカポカ。
秩父観光土産品展示即売会で売っていたお酒。「限定」なんて書かれていると、ついつい財布の紐が…。後でチビリチビリ楽しむことにしました。
屋台がいっぱい並んでいます。すごい数なんですよ、ホントに。これだけ並んでいると、子供の頃を思い出してわくわくします。金魚すくいをやってみたい!でも季節がら、さすがにこれは見かけなかったなぁ。
山車(だし)が6台並んでます。これから祭りのフィナーレに向かって盛り上がるのかと思いきや、ちょっとヘン。時間だけが経過していきました。だんだん電車の出発時刻が近付いてきましたので、最後までいる事が出来ませんでした。
後で知ったのですが、ここが「御旅所(おたびしょ)」で終点のようです。おそらくは花火が打ち上がった時が最高潮に盛り上がった時なのでしょう。12時頃まで曳き回しが見られると思っていたのですが、花火が打ち上がった時が御旅所に到着したフィナーレで最高に盛り上がった時で、その後は余韻を楽しむ時間なのかもしれません。盛り上がりを体験しなかったので、余韻を感じる事は出来ませんでした。
所沢行最終電車。所沢から先はもう池袋線の電車はありません。帰りの電車はぎゅーぎゅー詰めに混んでいるだろうと思っていたのですが、意外や意外、ガラガラです。レッドアローは満席でしたが…。
飯能からまた車を運転して関越道三芳P.Aで山菜そばを食べて、帰宅したのが午前2時半。翌朝は6時に目が覚めたものの、“もうちょっと”でまた寝。だけどいけない事に仕事の夢を見てしまい、つい朝寝坊。日中はややボーっとしていたのでした。
新聞記事によると、秩父屋台囃子(ばやし)のリズムと曳き子たちの「ホーリャイ、ホーリャイ」の掛け声に19万3000人が酔いしれたそうです。
今にして思えば夜の7時ごろまでに秩父に着いているべきでした。“夜祭”といっても昼間から行われているし、意外と早い時間にピークを迎えてしまうような感じ。仕事が終わってから行こうだなんて、ムシがよすぎたのかもしれません。まさに「二兎追う者は一兎も得ず」を体現した秩父夜祭行でした。来年はもっと早い時間に行きたいと思います。
―ちゃんちゃん―
p.s 12月6日に加筆・修正しました。
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