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買わなかった

 さて今日は、自分の乗っているバイクメーカーを専門に扱う雑誌の発売日。ST4sを購入する前、購入した後も発売になると専門紙(今日発売になった別の専門紙)を買っていた。けど、ここ何年間はチラッと立ち読みする程度で買わなくなった。所有して何年か経ち、走行距離も1万、2万、3万kmと進んでくると内容もワンパターンのように感じるようになってきたし、物足りなさも感じるようになった。ましてやSTシリーズを紹介するような記事などほとんど無いし…。

 さて今日発売された雑誌には「900ss」と、珍しく「750paso」の記事があった。900ssはこのメーカーに興味を持つきっかけとなったバイク。当時購読していた、今も購読している、雑誌の外車特集に記事があって乗ってみたいと思った。でも当時は値段も高く、販売店も少なく、情報も少なく、おまけに免許も無かった。まさに“高値の花”だった。
 750pasoはようやく念願の大型免許が取れたと思った矢先、大怪我しちゃって…(交通事故ではありません)。バイクに乗れるまで回復したものの、重量のあるバイクはまだまだ無理な状態で…。そんな時、中古車として見つけたバイク。乗ってみたいメーカーのバイクだし、デザインも良かった。それに燃料計も付いているし、センタースタンドもある。更には時計まである。pasoのデザインはカッコ悪いという意見もあるみたいだけれど、自分の目ではカッコ悪くはなく、けっこうきれいなデザインだなと、今でも思う。らしくないと言えばらしくないかもしれないけど、先入観を持たなければ、きれいな造形ではないかと。

 でね~、買ってはみたのだけど、これがひどい状態で…。ショップともめてしまって、嫌気がさして、手放してしまった。今だったら別の対応もできるかもしれないけど、その頃はどうしていいのかわからなかった。ちなみにこのショップ、今はもうありません。

 750pasoは空冷エンジンで、フルカバード。冷却が辛いように想像するけれど、大型のオイルクーラーを2個装備。雑誌記事の受け売りだけど、走行中の冷却に関しては、かえって効率がいいらしい。でもやはり、停車中は辛いらしいけど。気になるようであれば、エンジンをストップさせればいいだけの事。エンジン止めていれば、温度上がらないでしょ。停車中は股が熱くなるけれど、走り出して暫くするとスーッとするのを実感、季節によるかもしれないけど。

 カウルの固定の仕方が独特で、何がどうとは書きようが無いけれど、バラしてみるとこれで大丈夫?と不安を持った。でも組んでみると、しっかりしていて、不安を感じなかった。思い出したけど、オイルクーラーはフレームからステーを介して固定するものではなく、カウルにラバーを介して固定するものだった。この独特な固定方法ゆえにカウルを取っ払ってネイキッド(懐かし言い方?)などやれないような感じで、やろうとするとオイルクーラーはブラブラ、タンクの固定が不安定になるように思う。

 今でこそ時計が付いているバイクは珍しくないけれど、当時としてはかなり珍しい装備ではないかと。しかもアナログ時計。もっとも自分が購入したものは壊れていたけれどね。もちろん燃料計もあって、油温計まであった。意外とメーター装備は豪華。サイドスタンド警告灯まであった。だけどインジケーターランプは暗く、日中日差しの強い時はよ~く見ないとわからなかった。タコメーターの表示が、その頃の外国車では一般的かもしれないけど、例えば1000回転を「10×100」、2000回転を「20×100」といったように、スピードメーターと同じ10単位の表示だった。

 跨るとポジションは前傾姿勢だけど、ハンドルが絞られていて、意外としっくりした記憶がある。だけどその分、切れ角が少ない。ハンドルグリップはスポンジ製で、経年変化で亀裂が入ってしまう。シート表皮がよく滑るもので、落ち着かない。またサイドカウルの出っ張りが足に当たる。

 センタースタンドが装備してあるけど、ありますよというだけで、意外にも“取っ手”の類が無いのだ。しかもセンタースタンドのステーが短くて、僅かな所有期間中、ついに一度もセンタースタンドをかける事が出来なかった。906pasoや907i.eはアシストバーがあるけれど。

 その頃のこのメーカーのバイクはそうだけど、タンクキャップがチャチなもので、走行中ガソリンが滲み出たのを覚えている(残燃料にもよります)。見た目はいいんだけどねぇ。雨などで縁に水がたまるとキャップを開けた瞬間、タンクの中に水が入ってしまうようなもの。チャチといえば燃料コックもチャチだった。コックを閉めても、何だか金属に食い込ませるような感じでないと閉まり切らなかったような。開ければ開けたでガソリンが…。

 ミラーはやっぱり見にくいなぁっと思う。見た目はいいけれどね。慣れの問題かもしれないけれど、慣れる前に手放してしまった。そうそう、ヘッドライトはなんと小糸製作所製。

Ducati750paso


 当時の事は記録になくて、記憶でしかない。個人的に写真さえもも無い。そのバイク屋が雑誌広告で出したページの切れっ端が僅かにあって、車検証のコピーがアルバムにあるのみ。間違っていたらごめんなさいだけど、思い出すままに書いてしまった。日本では不人気のバイクで、数的に売れず、今となっては残存台数も幾ばもなかろう。今でも所有したい気持ちも無いではないけれど、現実には車検付きのバイクを2台も持つ事は出来ない。しかも既にノーマルサイズのタイヤは生産中止になってしまい、ノーマルにこだわるのであれば維持困難車となってしまった。906paso、750sport、400ssjunior、初期型851のオーナーも世界にはまだまだいるだろうに。

 最後になってしまったけど、結局、雑誌は買わなかった。もう少し踏み込んだ内容だったら買ったかもしれないけれど、もうちょっとかなぁって。


<追記>

 フレームはトラスフレームではなくでダブルクレドールフレーム。雑誌記事ではコストダウン云々とあったけど、素人の見解では結構作り込んでるように感じた。カウルに覆われてほとんど見えないけど、カウルを外すとスリムな車体が現れる。カウル前面からエンジンを覗いてみると、けっこうスカスカ。もちろん冷却風の通り道になっている。リアサスにはオーリンズが奢られていた、オイル漏れしていたけど。もちろんオーリンズだからオイル漏れしてたわけではなくて、ショップの納車整備がなってない証拠。キーは3種類あって、メインキーと、キャップのキーと、シートキーだったと思う。ワンキーシステムが採用さてないからちょっと不便かな。

 pasoシリーズは750paso、906paso、907i.eと進化していって、最終モデルはフェールインジェクションで17インチタイヤ。見てくれだけでいえば750pasoのカラーリングが一番だと思っている。

 

 

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